愛犬との別れ・後悔

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 チビタと出会って5年程になったある日の事です。仕事中に「ターちゃんが具合悪そうにグッタリしている」とおばさんから連絡があり、仕事を切り上げ直ぐに帰りました。そのまま直ぐに動物病院に連れていき見てもたらいまいた。内臓の病気で年齢も12歳とワンちゃんとしては高齢になるので体力的に手術をする事は難しく手術中に亡くなってしまう可能性もあると言われました。だからといって、このままではターちゃんも苦しいままになってしまう…おばさんと話して手術する事に決めました。昨日まで変わった様子もなく何ともなさそうだったのに急な状況に戸惑いと悲しみで一杯でした。

手術は無事に終わりました。まだ麻酔が効いていて眠っているのでターちゃんの顔だけ見てその日はおばさんと家に帰りました。とりあえず生きて手術を終えたので「ホッ」と安心しました。

 次の日に動物病院に会いに行くとゲージの中でうずくまっていました。どうなるかわからない手術の翌日なので当たり前ですが元気はありません。その時は生きている事に安心しました。
しばらくは入院で様子見との事でおばさんが毎日ターちゃんに会いに行っていました。私も仕事が休みの日には会いに行きました。

 1週間ほどしたある日の事です。あと1日か2日ほどで退院できるとの話が医師からありました。おばさんも私も安静にしてるだけならもう連れて帰ってあげたい気持ちがあったのですが何かターちゃんの体調に変化があった場合に動物病院にいた方が安心という考えもあもう1日待つ事にしました。

 翌朝、忘れもしない2月10日の早朝、動物病院からおばさんに連絡がありました。内容はターちゃんが亡くなったとの事です。「昨日の今日でなぜ?」という気持ちや最後くらいは家に連れて帰ってきてあげたかった想いで一杯になりとても後悔しました。朝方、動物病院にターちゃんを迎えに行きタオルにくるまれているターちゃんを抱えてタクシーに乗り帰ってきました。おばさんも私も悲しくて何も会話が出てきませんでした。タクシーの運転手に行先を伝えるくらいしか言葉が出ないほどでした。

 家につき、その日は冷たくなったターちゃんも一緒に過ごし翌日火葬する段取りでペットの葬祭業者へ連絡しました。チビは帰ってきたターちゃんをどう思っていたのかわかりませんが普段と変わらずにいました。その辺は私達には理解出来ない動物の何かがあるのかもしれませんが知る由もありません。

翌日、ターちゃんとお別れをしました。次に生まれ変わる時には丈夫な体になって欲しいと願いました。

 愛犬ターちゃんが亡くなってからずっと「最後、何もしてあげれなかった事」「退院まで後1日待たずに連れて帰ってきてあげれば良かった事…もしかしたらターちゃんは頑張ったけど家に連れて行ってもらえなくて捨てられたと思い、頑張るの諦めたのかも知れない」など色んな事を考えて自分の無力さに情けなくり、後悔ばかりでした。動物病院の先生はとても親切で良くしてくれたので感謝しています。あの先生に診てもらえた事は良かったと今でも思っています。

 ターちゃんを見送った後におばさんと馴染みの居酒屋で涙を流しながらお酒を飲んで弔いました。
それから一週間ほど私もおばさんも落ち込んだままの生活です。仕事をしている私よりもおばさんは気持ちの切り替えをする時間がなく食欲もなく無気力な状態でした。

このままでは何も変わりそうにないので私はインターネットでペットショップを閲覧するようになりました。チビも寂しいかもしれないし、おばさんも何か気持ちが変わるかもしれないと思っての事です。この事を話すと亡くなったばかりなのに考えられないといった様子でした。その気持ちは理解出来ますが他に良い考えもなかったので毎日ネットでワンちゃんを見続けました。

 ターちゃんが亡くなって2、3週間ほどしたある日、いつものようにネットでワンちゃんを探していると見た目がターちゃんにそっくりな可愛いMIX犬がいました。「この子いいなー」と思って詳細を見てみると生まれた日が2月10日!!ターちゃんが亡くなった日に生まれた子でした。私はこの子しかいないと思っておばさんにも見てもらいました。ターちゃんが亡くなってから少し時間が経っていることもあり、おばさんもこの子に一目惚れです。お店に電話して話を進めました。2人で「ターちゃんが元気な身体で生まれ変わったんだ」「生まれ変わるの早いね」と喜びました。

 お店側が準備出来るとすぐに迎えに行きました。お店で保険に登録するので考える時間が少なかったのもありますが名前が決まるのは早かったです。

 『ター』ちゃん!それが新しく家族に加わった子の名前です。小さくなったターちゃんが帰ってきました。

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